長文すまん。
根に持つことがあなたの精神衛生にとって必要な場合、遠慮なくどんどん根に持つべきです。私は根に持つ人間なのでバンバン根に持ちます。私に不愉快な気分を味わわせた人間は明日からと言わず今この瞬間から不幸になればいいと思っています。小指をタンスにぶつけ、悪夢にうなされ、傘を持たない日にゲリラ豪雨に見舞われればいいと思っています。すべての猫に疎まれ、電車は急停車し、天丼は売り切れ、そうなればいいと思っています。
同時に、根に持つことを後ろめたく思うべきではありません。後ろめたく思うことで自己評価を下げるくらいなら、根に持つ自分を許し、高く評価すべきです。根に持つというのは高度に知的な活動であり、バカには実行できません。あなたは根に持つことによってこの宇宙の掟と秩序の守護者たらんとしているのです。いつでも好きな時に好きなだけ根に持つべきです。根に持つことはちっとも悪いことではありません。
ただし一つだけ、「根に持つことがあなたを損なう可能性があること」だけ、あなたは理解しておかなければなりません。根に持つ、という行為はたいていの場合（前述に反して）非生産的なものです。それはしばしば人との関係に悪い影響を与えます。あなたの友人が少々減る、という結果になるかもしれません。根に持つことは悪いことではなく、少々損なことなのです。
ですが、このトレードオフを理解している限り、あなたは根に持つかどうかをコントロールすることができます。好きな時に好きなだけ根に持ち、ちょっとやり過ぎかなと思ったら根に持つことを止めていいのです。
あなたが自分ではコントロールできない（意思に反して根に持つことを止められない）、という場合には少々やっかいです。その場合でも、上記のトレードオフを理解しておくことがあなたのために良い、と信じます。
さらに繰り返しですが、私は根に持つ人間です。もしもあなたが私に酷いことをしたことがあるのなら、上記は全部忘れてください。すべての恨みを根に持ったまま地獄に落ちるがいい！ ざまみろ！ ハハハ！
