私のタイムラインに高校生がいるわけないだろ嘘松、と思ったけど大学受験とは書いてないから、小学生の可能性もあるし、資格試験の可能性もあるし、ま、いいか。
「やるべきことが無尽蔵にあって期限までには絶対にやりきれない」 「どんなにやっても望む成果が得られるかはわからない」 「自分が進捗している実感が得られない」
受験勉強は、心を病む仕事の特徴をたっぷり備えてますよね。青春で盲目になった若者なら乗り切れるかもしれませんが、まともなメンタルの持ち主ならこりゃ辛い。
鬱になる前に少し工夫してみましょう。
◆やるべきことを、絞りましょう。全部は無理、とても無理。だから実のところ、あなた以外の受験者にも無理なんです。なぜあなただけ全部できると思うんですか。まず、半分。やるべき範囲の半分を捨てましょう。もしあなたに理性が残っていれば、過去問と自分の得意分野と合格必要点を分析して、捨てる範囲を少しは現実的にできるでしょう。
◆望む成果を絞りましょう。合格を望むことはできません。少なくとも、望めば得られるという種類のものでないことは明らかです。だから、「○月○日までにこれだけやる」という作業を決めましょう。「模試で〜点とる」のような不確実な成否を求めては同じことの繰り返しです。やればできる作業に絞って下さい。「毎日15分、勉強する」でもいいでしょう。それ以上は、たまのボーナスということにしましょう。
◆成果を見える化しましょう。1ページ勉強を終えるたびにシールを貼ってもいいし、1問解くたびに柱に刻み目を入れてもいいですが、大家さんに怒られない程度に。「自分にご褒美のケーキ」は積み上げが見えないのでダメです。自分の体重が努力の積み上げだって？ うう、まあそれであなたが納得するなら。受験の後で過食症にならないで下さいよ、私は止めましたからね。
ともあれ、楽しんでください。私は可能な限り人に「頑張って」とは言わないルールを自分に課しているので、頑張れとは言いませんが、楽しんでください。
